・・見方を変えれば・・
雨の季節がはじまりました。
洗濯物が乾かなく親は、悩みの多い季節ですが、カエルやカタツムリは、大喜び。勿論、花や木も嬉しそ
うですね。そんな姿に心躍らす子ども達を見ていると、幸せになります。
それは、子どもの成長も同じです。本当に何でも「イヤイヤ」と言って、大人の言葉は全然聞けず「困っ
たな」と思うことも多いけど、こうした姿は「比較する力」や「自己肯定感や自尊心の芽生え」であるこ
とを知ると見え方が違ってきます。
具体的方法は、周りの保育士やママ友、子育ての先輩そして、子育ての知恵袋等みんなに聞いて、手持ち
の力を増やして乗り越えていくといいですね。
保育を創る大人達
園の保育は「自分を大事にする心」と「自分とは違った他者を大事にする心」を育て人間らしく生きる
力を育てる事です。
この保育を創る力は、園の保育実践研究から誤解を恐れず言えば、免許を持っていると言う法律的事実よ
り、子どもを取り巻く全ての人間関係の質が保育の質を創るといっても、過言ではありません。
園は、職種・年齢・経験を超え、人間関係の中心にあるのが「子どもの幸せ(子どもの最善の利益)」であ
ると言う確固たる理念を共有している事が、大人集団の特徴です。
そして、色々あるけど「自分らしく、楽しく生きること」「違っていることを楽しむ心」を持っている事
です。言い換えると「出来る/出来ない」「正しい/正しくない」より「楽しく・豊かに・なかまと生きる
楽しさ」を大事にしている集団であると言えます。
自己責任や自己表現力が厳しく問われる時代。「楽しさ/豊かさ」などあいまいさをイメージ出来ない大
人が増えていますが、園の保育創造は、こうした大人集団があってこそ、生まれる実践です。
雨が続いて「イヤだなあー」「憂鬱だなー」という心も見方を変えると楽しいことに変化するものです
。たくさんの汚れ物も「いっぱいあそんで来たんだね」と考えると違ってきませんか?
そして、時間があれば、子どもと一緒に傘さして長靴はいてお散歩に行ってみませんか?
いつも見慣れた景色は変わり、たくさんの出会いと子ども達の楽しい歓声や笑顔を見つけ、気持がさわや
かになること請け合いです。そして、子ども達は、大好きな大人と一緒で幸せな気持になれるでしょう! おか
なのはなガーデン
じぶんで~、あまくておいしいよ
なのはなガーデンの庭に、5月上旬かわいい いちごが実りました。
「たべれる?」「まだあかくないね~」「まーだかな?」だんごむし探しをしながら毎日待っていて、
「あーあかくなったよ。たべたーい!!」「どれにしようかな」とじぶんで決めて、う~んしょと引っ張って摘んでたべたよ。
「あっあま~い」「あまいよ~」「うん、うん笑顔(おいしいね)」
大人の親指半分くらいの小さないちごでしたが、甘さいっぱいで本当においしくて、自分で選んで摘んだうれしさも加わり、「おいしかったね~」のこどもたちでした。
下旬からは、ジューンベリーも赤くたわわに実り、枝からもいで食べています。
甘くてちょっとすっぱくて。
「もっとー」のみんな。
「あっ、とりさんもきた~(いそひよどり)」
高いところはとりさんが、下枝のべりーはこどもたちが味わっています。
ブルーベリーやいちじくも実り始め、フルーツいっぱいのなのはなガーデンです。<かよみ>
あおいガーデン
「おはようございまーす☀」
朝、給食室では麦茶作りと同時に汁物用のだし作りから1日が始まります。
化学調味料を一切使用しない小規模園では和・洋・中全てに混合削り節と煮干しで取ったこのだし汁を使います。
我が家では成人を過ぎた娘が乳児期の頃、数尾のにぼしや昆布と水を入れただし水のボトルが
常に冷蔵庫に入っていました。
離乳食作りや味を薄める時などいろいろ使っていたのを思い出します。
だしをとるのは手間がかかる、と思いがちですが、ちょっとした工夫で手軽にだし取りができます。
給食室では作り置きはできませんが、気軽にけずり節や煮干し、昆布を利用してみるのもいいかもしれませんよ。 (給食・よしみ)
あんと 城東子育て支援センター
あんとの大きな窓を見上げると、どんより鈍色の雲が空いっぱいに広がっています。
雨が降りそうだな…。歩道を見ると、ランドセルを背負い、帰り道を急ぐ小学生。あの子達は傘を持ってい
るのかしら。早く家に着けるといいな…。気をもみながら、おもちゃを消毒する日々です。
子どもたちは、お天気に関わらずみんな元気!かわいい笑顔を見せてくれます。
反して大人たちはちょっぴりお疲れ気味。外でエネルギーが発散できない子どもの相手に、
うんざりといったところでしょうか。無理もないですよね。
あんとでは、そんなママ達のために、『雨だってあそべちゃう ちえぶくろ』というコーナーを壁に貼りだし
ました。雨降りだからこそできる楽しいあそびや、室内で遊べる施設など、皆さんが知っているちえぶくろの中身を紹介してもらえたらと思っています。
梅雨が楽しめるアイデア、お待ちしていますね。 (ひさよ)
まほろば
触れ合うって楽しいな♪
遊びのひろばでは、プログラムにわらべうたを取り入れ、お母さんとふれあい遊びをする時間を設けています。
はじめのうちは、初めて聞くわらべうたもありお母さんたちもドキドキ。
そんなお母さんたちに、わらべうた遊びの体験をしてもらっています。今は消毒、マスクをして予防対策を
しっかりと。それからスタッフが直接お母さんの手を取りふれあい遊びをしています。
よく聞く感想は・・・「触ってもらうって気持ちいいですね!」「こんなに強くこちょこちょしていいんだ
!」そんな話をしながら、お母さんも自然に笑顔に♪
こんな時だからこそ、子どもも大人も触れ合う心地よさ、楽しさを味わえる時間を大切にしたいですね。
しほ
子育てのノロイをほぐしましょう
赤木和重(神戸大学)
日本評論社 定価1.500
安楽さ(安心して・楽しい)の子育てを応援しています。
あっという間に読めて笑ったり・しみじみしたり・・そして着地する子育ては・・
- 怒りをなくそうとしない。うまく付き合う
- 子育てのハードルをゆるく:「まぁ、よしとしましょう」
- 自分を許す:社会のまなざしを捨てる・・その先に「寛容の精神」の育ちと『子どものやりたい』気持ちが生まれてくる・・など
厳しい時代だからこそ家庭の「緩やかで、親も子どもも力を入れず、ぽわ~んとした安心したところ」の大事さが、赤木先生のあたたかな言葉から伝わってきます。是非、皆さんも読んでみてくださいね。とっても力が抜けて、自分も子どもも、いとおしく思えてきます。
おか